借地のメリットとデメリットとは

2017年3月27日

購入するための住宅を探しているとき、借地権つきの物件を目にすることも多いでしょう。ややこしそうというイメージをもたれるかもしれませんね。実際、借地ならではの特性はあります。だからこそ「借地だから」と候補からはずしたり、あまり理解しないまま契約をするのはオススメできません。その性質を理解したうえで、検討するべきでしょう。そこで今回は、借地のメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

・土地を所有するより安い
土地を借りる権利である借地権は、所有権とは異なります。賃貸との違いは「建物は自分のもの」という点です。普通に生活する分には、持ち家となんらかわらず、土地を所有する場合よりも購入費用が抑えられます。そのため、同じ価格ならよりいい条件の物件が手に入るかもしれませんし、高級住宅街に住める可能性もでてきます。

・賃貸時の利回りがよくなる
せっかく購入した住宅ですが、将来的に自分が住まなくなる可能性もゼロではありません。そうしたとき賃貸に出すことを検討されると思いますが、借地権なら購入コストが抑えられているので必然的に利回りは高くなります。

デメリット

・住宅ローンの審査が通りにくい
土地の所有権を得る場合よりも、住宅ローンの審査は厳しくなります。所有権に比べて、借地権は処分しにくいので、担保の価値が低いと判断されてしまうのです。フラット35は要件さえ満たせば問題ないでしょうが、民間の金融機関でローン形成を検討されているときは注意が必要です。

・売却しにくい
住宅ローンの審査が通りにくい≒購入しにくい≒売却しにくいと考えることができます。売却前提で購入することは稀でしょうけれども、事前に理解しておかないといざというときに困ったことになります。どうしても借地権建物は、通常の物件よりも低めの価格になってしまいます。

・地代の支払い
土地を借りている状態のため、地主に地代を支払わなければなりません。土地価格の変動によって地代も変わってきます。地主と借地人、双方合意した金額に決定されるとはいえ、交渉ごとが苦手な方にとってはネックとなるかもしれません。実際、お金に関する交渉で、地主と借地人の間にトラブルが起こったりします。一旦、相手の立場にたって譲歩する気持ちが必要です。

最後に

いかがでしたか? 注意点もありますが、借地ならではのメリットもあるため、借地がご自身の条件に合致するのなら、よい物件と出会えるかもしれません。地主と交渉が必要な場面では、遠慮なく不動産会社など、プロを頼ることをオススメします。