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住宅ローン破たんが老後破産を招く

マイホーム取得はいつの時代も夢・目標に設定されやすいものです。ずっと思い描いていた夢のマイホームを、40~50歳で叶えるという方も少なくありません。しかし、そのくらいの年齢になってから住宅ローンを組むと、あとあとローン破たんを招きかねません。ではどうしてそうなってしまうのでしょうか。その理由を考えてみます。

・なぜローンが返済できなくなる?

たとえば49歳で住宅ローンを組み、マンションを購入したとします。ローンは79歳まで組むことができますので、30年ローンと仮定しましょう。現在の日本人の寿命を考えれば、不可能な話ではなさそうです。夫婦で賃貸の物件に住んでいれば、賃料10万円以上の物件に住んでいることも多いでしょうし、月々の返済額を同程度に抑えれば、支払えるような感覚に陥ります。しかし、そこが問題です。なぜなら、住宅ローン借り入れ時と定年後の収入には大きな格差があります。もちろん、退職金や年金も支給されると思いますが、おそらく生活費で消えてしまうはずです。「いまの家賃と同額の返済だから大丈夫」と考えていると、こうした問題に対処できません。意外かもしれませんが「収入が減るリスク」を考慮されていないケースは少なくようです。

・マンションを売ればいい?

生活が苦しくなったら、最悪物件を売ればいい。そう考える方も少なくないようなのですが、ここにも問題点は隠れています。なぜなら、マンションを売却して購入額がまかなえるケースは稀だからです。マンションなどの住宅は、購入した時点で「2割減」といわれています。もともとの購入価格には、デベロッパーの利益が含まれているので、その差額分ですね。ですから、売ろうと思ったときに「見込みより少ない」ことも十分想定しておかなければなりません。

・無理のない資金計画を

破産すると住宅は競売物件となり、住むところがなくなってしまいます。そうならないためにも、老後の収入は最悪のケースを想定しておく必要がありますし、可能なら定年退職前にローン完済の計画を立てたほうがよいでしょう。退職金をローン返済にあててしまうと、手元にいざというときの生活費が残りません。また「返済できなければ売ればいい」という考えは持つべきではないでしょう。もともと、居住用の住宅は売却で利益が出る性質のものではありません。住宅・マンションの購入には、ある種の勢いや勇気も必要ですが、一度立ち止まって、「本当に返済に無理はないのか」を考えてみることをオススメします。

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