menu

空き家が増加する背景にはどんな問題が見え隠れしている?

現在、管理されていない空き家が増え続けていることが社会問題になっていますが、空き家が増加する背景には、「昭和55年以前」「腐朽」「相続」といったワードが見え隠れしています。

 

調査による実態は?

総務省が公表している「平成25年 住宅・土地統計調査」によると、全国に空き家は820万戸あるとされています。
また、「平成26年空家実態調査」では、総務省が調査対象とした住戸の中で空き家とされた戸建て住宅が調査母体を前提にした結果も公表されています。平成26年11月から平成27年2月の調査実施時点では、人が住んでいるという回答した割合は31.3%、対して住んでいないと回答された割合は65.0%です。

 

人が住んでいない住宅は何に使われている?

人が住んでいない住宅のうち、セカンドハウスや別荘として利用されているものが40.7%、賃貸や売却用で現在空き家であるものは11.0%、そのどちらでもないその他の住宅は42.0%です。
その他の住宅をどのように使っているのかについては、物置にしているとの回答が17.1%、取り壊す予定と回答されたのが5.1%、転勤や入院などによる長期不在が5.1%、そして何にも利用されていない空き家が14.7%でした。

 

その他の空き家は半数が腐朽している!

また、その他の住宅とされた空き家は、腐朽や破損がある割合が半数を超えている点にも注目しましょう。
昭和55年以前の家の場合、古くなればなるほど腐朽・破損の割合が高くなってしまうでしょう。旧耐震基準の住宅なので、耐震性に不安があることから誰も住まずに空き家のまま放置されている可能性もあります。

 

空き家の過半数は相続物件!

また、住宅を取得した経緯で過半数を占めたのが相続したものであるということです。建築年別に見た場合、古いものほど相続した物件である割合が高く、昭和55年以前まで過半数状態が続いています。
せっかく住宅を相続しても古いので住まなくなるのか、それとも相続した後で住まない状態が続いて古い空き家になっているのかまではわかりません。しかし相続した物件が放置されることで、空き家増加に繋がっていることに違いはないと言えそうです。

 

相続した物件を放置しないこと

相続で物件を所有することになった場合、所有者や親族などが住まなければ、早めに売却や賃貸、転用といった活用を検討するべきと言えるでしょう。
しかし、住宅が古ければ売却などができなくなる可能性もあるので、結局何にも利用されず、誰も住まないまま放置されれば腐朽や破損が進行してしまうはずです。
このような負の連鎖を招かないように、相続した物件について早めに家族で話し合いを行っておき、どのように処分や活用していくのか決めておくと良いでしょう。

抵当権が付いた不動産を売却することはできる?

不動産を売却や購入など売買で必要な登録免許税の計算方法は?

関連記事

  1. 売れない空き家は不動産会社に買取してもらうと良い?

    実家を相続したものの、誰も住まない空き家のままでは管理が大変です。 そこで売ることを考えているけ…

  2. 空き地に生い茂った草を放置していると苦情を受けて指導の対象に!

    所有している空き地の草が生い茂った状態となっていたことで、近隣の住人から役所に苦情が入り、草を刈るよ…

  3. 国や自治体も空き家を活用したビジネス政策には積極的?

    空き家が増えてしまうと、ゴミが不法投棄されたり雑草が生い茂って虫が繁殖したり、火災や犯罪の温床になっ…

  4. 空き地の有効な探し方とは?憧れのマイホームを建てるために

    これからマイホームを建てたいと考えている方は、まず土地を探すところから始めなければと思っているかもし…

  5. 不動産のうち空き地を売却する時に注意しておきたいポイント

    空き地を所有しているものの、今後使う予定がないので売却を検討することもあるかもしれません。しかし、初…

  6. 不動産事業者が空き家買取りとリフォームで減税される?中古物件流通…

    国土交通省は全国で増得続ける空き家を何とか流通させようと試行錯誤しているようです。 そこで、不動…

  7. 空き家を相続した時に名義変更は必ず行う必要がある?

    相続が発生すると、被相続人が名義となっている不動産を相続人に変更する手続きを行います。これが「相続登…

  8. 放置され続ける空き家が増加する背景には愛着心が関係する?

    全国各地に空き家が増え続けることが問題視されていますが、その背景には何が隠されているのでしょう。…

ピックアップ記事

PAGE TOP